糀場 富美子 Tomiko KOHJIBA

広島市生まれ。'78年東京芸術大学大学院修了。作曲を故矢代秋雄、間宮芳生、野田暉行の各氏に師事。'85年故バーンスタイン氏の推薦で初演された「広島レクイエム」は、その後小澤征爾指揮ボストン交響楽団はじめ、広島交響楽団、NHK交響楽団他の多くの楽団で演奏され、これまでに30数回の再演を重ねている。また、米国サンタフェ室内楽音楽祭レジデンス・コンポーザー、Music from Japan(New York)に招待される等、国内外で活動の場を広げている。オーケストラ、室内楽、合唱曲など委嘱多数。第16回芥川作曲賞、別宮賞受賞。
作品は全音楽譜出版社、音楽之友社、カワイ出版から出版されている。
現在、東京音楽大学教授、東京芸術大学非常勤講師、日本現代音楽協会理事、日本ソルフェージュ研究協議会理事、全日本ピアノ指導者協会評議員、他。


主要作品

1985 《広島レクイエム》"弦楽オーケストラのために"

1995 《The Transmigration of the Soul》      サンタフェ室内楽音楽祭委嘱

2000  合唱組曲「蒼い空と海のきわみに」          国民文化祭委嘱

2006 「未風化の7つの横顔」(pf.& Orch.)     第16回芥川作曲賞、別宮賞受賞

2008 「月を食う空の獅子」 (trb.& Orch)     サントリー音楽財団委嘱

2013 「わだつみ」(Vc.& Pf)            Music from Japan 委嘱

2013 「わだつみの波」(Orch)            オーケストラプロジェクト

2015 「摂氏4000度からの未来」(Orch)        広島市・広島交響楽団共同委嘱