高畠 亜生 Aoi TAKABATAKE

東京生まれ。東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。'97同大学院修士課程修了。作曲と理論等を野田暉行、林光、島岡譲、尾高惇忠、声楽を岡部多喜子、久保田美江、ピアノを高橋高子、竹本洋子の各氏に師事。在学中、木曜コンサート、モーニングコンサート、卒業新人演奏会等にて作品初演。明治安田生命文化財団より成績優秀者に贈られる奨学金授与。第15回ローマTIM国際音楽コンクール作曲部門最優秀ディプロマ賞。第16回東京国際室内楽コンクール第3位。奏楽堂歌曲作曲コンクール入選等。

'16パリギメ東洋美術館大ホールにて「"天橋立"~尺八と箏の為の」を世界初演して好評を博す。'08北京オリンピック国家記念事業に於いて「"天空飛翔"~尺八と弦楽オーケストラの為の」を中国国家管弦楽団にて初演。作品は管弦楽から室内楽、合唱曲、劇場映画、演劇、ポピュラーソングまで幅広い。管弦楽や室内楽団体等において編曲も多く行い好評。国内外で委嘱作曲、弾き歌い活動も行う。特に近年は邦楽器、民族古楽器、西洋楽器、声などを使い独自の世界感を持つ創作を展開中。更に邦楽の深層に潜入してメカニズムを研究するべく'15薩摩琵琶と語りを古澤史水氏(錦心流一水会会長)に弟子入り。今後琵琶や語りを含め、邦楽器を積極的に取り入れたオリジナル作品や自作自演を目指す。現在、上野学園大学専任講師。同音大生邦楽サークル「和樂 音古知新」顧問。'08パリ在住女流尺八奏者の呉亜紫音(クレアシオン)と双子デュオ「JUMELLES」1'stアルバム刊行。日本琵琶楽協会、日本ソルフェージュ研究協議会各会員。


◆主要作品

1997 "臨海の新しい風" - 混声合唱組曲

1999 "吹雪の街を"- ソプラノとピアノの為の

2001 "Transmigration of the soul " -オーケストラの為の

2003 "アブリル"- ギター合奏の為の

2005 "長狭讃歌"- 混声三部合唱の為の

2007 弦楽四重奏曲第1番

2009 "舞踏組曲" - ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロの為の

   "朧月夜-箱根八里ファンタジー" - ヴァイオリン独奏と管弦楽の為の

2010 "注文の多い料理店" - ナレーションと管弦楽の為の

   "雅雲" - 尺八フルートとピアノの為の

2014 "雪原の焰"-和太鼓とマリンバと打楽器の為の

   "アンニ・トレンタ"- リコーダーとアルトサックスとピアノの為の

2015 "トリニテ"- 尺八とマリンバと和太鼓のための

2016 "宵待草の主題による幻想曲"- 尺八とギターの為の

   "島原の子守歌"- 尺八とツインバロンの為の

   "フィンランディア"- ヴァイオリンとピアノの為の