渋谷 由香 Yuka SHIBUYA

京都生まれ。東京藝術大学卒業、同大学院で非平均律による微分音程に関心を持ち音楽的資源としての微分音程の使用法について研究、博士後期課程を修了。個々の音世界への興味から音と音との間に生じる音質を感触や距離として捉えた作品や、それらを個別に分節していく手法によって象られていくような時間のあり方を探究した作品が多い。第19回京都芸術祭新人賞、第28回現音作曲新人賞入選、富樫賞、聴衆賞受賞。尚美学園大学専任講師、東京藝術大学非常勤講師(ソルフェージュ)。作曲を野田暉行、尾高惇忠、小鍛冶邦隆、近藤譲の各氏に師事。